(あそこに、触れたい)篠山カメ子の指が肉樹から離れた。から噴き上がっていくような気がする。
どうにかして気持よくさせたい、という気持が強かった気がした。篠山カメ子はそこに軽く接吻をくれた。
仰向けになっているせいで、乳房はなだらかな丘になっている。厳しさはなく、甘えた口調だった。
伊賀勇太は貪欲だった。そんなことができれば、今までとは違う、充実した快楽が待っているような予感がする。
、伊賀勇太はスカートの中に手を入れたまま起き上がり、篠山カメ子にのしかかった。その圧力で乳首がいくらか変形する。
快感がこみあげてくる。くちびるを離すと、それは形を戻す。
伊賀勇太は目を閉じると、舌先と乳首の感触だけに集中した。舌先で弾く。
スカートの裾があがっていく。篠山カメ子は目を閉じたまま肉樹をしごいている。
まるでそれは伊賀勇太の指を、奥深くに向かわせようと焚きつけているようだ。そんな風にされたら、心で感じられなく、なっちゃう」さと諭すように篠山カメ子が言った。
小ぶりの乳首がツンと尖っている。快楽の追求に忠実だった㍉篠山カメ子の背中に手を回し、ブラジャーのホックを外した。
わずかなへこみに舌を這わせる。固く閉ざされている膝が割れた。
暑が硬くなっている。唾警たっぶりと全体にまぶした。
喘ぎ声を堪えようとしている風に見える。先端の笠が充血し、赤黒くなる。
(心で感じるんだ……)そう想っていると、これまでのことがすっとよ攣った。打とは違う、粘り気を感じる。
「だめ、山神君」「だって……、篠山カメ子」「乱暴にしないで。「あんっ」篠山カメ子はくちびるを噛みしめた。
ブラジャーに包まれた豊かな乳房を押し潰した。体中に勢いよく巡り、毛穴(心で感じた証拠を見たい……)伊賀勇太は思い切って、篠山カメ子のスカートの中に手を差し入れた。
そんなことばかり考えて、心で女性の躯や肌や、ぬくもりを感じていなかったのではないかと思った。琴が細かく、指の腹が吸い寄せられていくようだ。
抑え込まれた欲望が強くなっていく。紅潮している篠山カメ子の頼の赤みが増した。
くちびるで尖った乳首を圧迫した。(篠山カメ子みたいに、心で感じてみたい)快感を与えながら、同時に自分も快感に浸る。
ストッキングのツルツルした感触を指先で味わう。張りのある太ももをてのひらで撫でた。
“、ざl一れたのだ。伊賀勇太は指の腹でそれを確かめる。
ストッキングが撮っている。ブラジャーと同じ色のパンティが、肌色のストッキングの下から透けて見えた。
先端の笠の小さな切れ込みが、細長い筋のように変形する。