お尻を包む白いパンツから、海水が流れ落ちていた。股間の肉樹は冷たい海水の中にもかかわらず、幹まで現れているはずだ。
「海パン、脱ぎたくなっちゃった」「どうして?」「窮屈になってきたから……」俺得修学旅行の伊賀勇太がそう言うと、夏目ルナは子どもを叱る時のように眉間に敏を寄せて「めっ」と、きつい口調で応えた。ゆかりは俺得修学旅行の伊賀勇太の視線を感じたのか、バスタオルを下腹部にかけた。
夏目ルナとの心の距離が近づいたことへの満足感が少しずつ胸の裡に潜り上がってきた。(龍城高校で一番の美女のおっぱいに触っているんだ)そう思うと、肉樹の脈動がさらに速まった。
夏目ルナは荷物を置いた場所を目指している。ゴザが滞れるのもかまわず、俺得修学旅行の伊賀勇太は横になった。
海水だとわかっていても、欲望を垣間見せた夏目ルナの股間から洩れ出ているように思えてならなかった。本当に怒ってなどいなかったが、それがきっかけとなっセ。
彼女は何事もなかったような顔をしていた。くちびるが紫色だった。
滞れている真っ白のパンツに目を遣ると、茂みが透けて、股間の一部がグレーになっていた。「さっ、あがりましょ、山神君も躯が冷えてきたでしょ」夏目ルナは波間に漂っているビキニを引き寄せ、周囲を見ながら背中で紐を結んだ。
「どこ見てるの?」「いえ、べつに……。指先が押し返される。
俺得修学旅行の伊賀勇太も後につづいた。太陽の光が冷えた躯に心地いい。
肉樹が膨張していく。肉樹も自然と冷静さを取り戻し、海水パンツの中にすっかり収まった。
佐藤と朋ちゃんのふたりが、どこに行ったのかなって探してたんです」波が膝くらいまでの高さになった。ブラジャーのカップに乳房が収まっているのを確かめると、先に浜に向かった。
乳房に触れた。それは太ももから日に焼けたふくらはぎをったい、白い砂浜を滞らした。
海のうねりにまかせて琴フ細かい砂粒が先端にぶつかってくる。乳房の谷間がつくる濃い影が揺れる。
海水パンツから先端がわずかに顔をのぞかせた。「どんな風に、変なんですか」「だって……」「だって?」「ふたりとも、首から上は普通の表情なのに、波の下ではこんなに、こんなにエッチなことしているんだもの」確かにそうだった。
海水パンツの窮屈さが肉樹全体への刺激に変わっていく。砂粒はそれだけにとどまらず、海水パンツの中にまでうねりながら侵入してきた。
茂みに絡みつき、潮の流れとともに跳ね上がっては収まった。俺得修学旅行の伊賀勇太は頭がくらくらした。
俺得修学旅行の伊賀勇太の躯は正直に反応していた。「とっても変な感じょ」火照った顔で夏目ルナが噴いた。
夏目ルナは目を閉じたまま、仰向けになっている。